良い子って、どういう子?
ゆとり世代の私
最近、周囲は結婚や出産ラッシュもありましたが、
もう一つ、自分探しをする友人知人が見受けられたのでした
少し前の話になりますが、『ゆとりですがなにか』のドラマを大変面白く見ていた時のこと、
ドラマの中でこういう、セリフがあったんです
『ゆとりって言われているけど、全然ゆとりなんか無いよ』
よくぞ、言ってくれた!という、気持ちでいっぱいでしたねえ
私たちの世代は、出生時はバブル崩壊、リーマンショックに内定取消、東日本大震災と
良い時代であったり、上向きになる生活を経験していない世代です
そして、ゆとり世代の親たち
私たちの親は、経済の下降を感じながら私たちを育てていた
『好きなように生きなさい』と、いうよりは
『安定、堅実』を意識のどこかに置きながら、子の進路を考えてくれたのではないのか
例にもれず、私の親も、やたらと公務員であったり、医療福祉系の進路を勧めてきたものです
イマイチ素直でない私は、親の言うことを聞かず、別の進路を選んだわけですが、
同級生女子の看護学科への進学率の高さといったら!
『進学校に来るような子は、親の言う事を素直に聞く子でもあるのだ』ということが
わかるものです
そして、晴れて社会人になった同級生たちは考えるのです
『これって、私のやりたい仕事なのか』
なんか違うと思いながらも、まず三年は、と思い真面目に働く
そして、気づくんですね
『私のやりたいことは、これじゃないのでは』と
そうして、今、みんな自分探しを始める
ワーキングホリデーを使って、海外に行く者あり、
学校に入り直す者あり、はたまたミュージシャンを目指す者あり・・・
親たちからしたら、せっかくここまで順調に育てたのに!と思ったりすることでしょう
けれど、それは親のエゴというもの
私たちは、親の期待に応えるために、生きている訳ではありません
生活に困らないよう、と考え、進学や就職の道標を示してくれたことに感謝はしております
ですが、自我の目覚めた私たちに、がっかりしないで下さいと、言いたいのです
良い子でなくなった訳では、ないのですから
ただやっと、一人で考え始めたばかりなのです
なので、転職を悩んでいても、公務員受けてみたら、なーんて
言わないで下さいませ
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